バラ肉は豚の体の中で一番大きな部位で、脂肪も多く加熱すると歯ごたえがあります。台湾では最も好まれる部位で、繊維に逆らって切ってもパサつきません。

赤身と脂の配分に決まりはなく、一般的にもも肉や肩肉を使いますが、そこにバラ肉を加えることでほどよい弾力が生まれます。

背中に位置するロースには、ース、ヒレ、リブロース、チョップなどの部位があります。ロースやヒレは繊維が細かく赤身が多い肉ですが、ヒレのほうが肉質が柔らかです。

豚足は脛と蹄の間の部位です。皮や筋膜はコラーゲンが豊富で、煮込み料理に適しています。長く煮込めば肉は柔らかく、皮もとろけるような美味しさです。

背骨周りのリブロースは骨付き肉で、骨の横に筋膜もついています。欧米ではBBQのメイン食材としておなじみです。